シェアーズ通信

短期トレードにおける米国株・ETFの注目銘柄等を紹介しています。

短期トレード入門 - 信用取引とCFD

短期トレードでは値動きのリスクが小さいため、取引のリスクを高めるために「レバレッジをかける」ということを行います。信用取引もCFD (Contract For Difference: 差金決済取引)も自分の投資資金で実際に建てられる数量よりも大きな数量を保有することができる(レバレッジをかけられる)取引です。信用取引とCFDには下表のような違いがあります。参考に現物取引も記述しています。

 

現物・信用取引・CFDの比較表

  現物取引 信用取引 CFD
銘柄数 上場銘柄 上場銘柄 多種多様な銘柄
レバレッジ なし(1倍) 3倍前後 5〜10倍程度
手数料 約100円から 約100円から 0円から
空売り 不可 可能 可能
配当金
株主優待
議決権
取引単位 1単元(最小取引単位) 1単元(最小取引単位) 1株から
受渡日 3営業日後 3営業日後 当日

 

信用取引とCFDの共通点

  • レバレッジにより自己資金より大きい金額で取引できる。例えばレバレッジ5倍、自己資金100万円の場合、100万円 × 5 = 500万円分の数量を建てることができる。

 

信用取引とCFDの相違点

  • CFDは株式だけでなく株価指数や商品、為替等も取引できる。
  • 証券会社や銘柄にもよるが、一般的にCFDの方がレバレッジを大きく取れる。
  • 証券会社や銘柄にもよるが、一般的にCFDの方が手数料が安い。
  • CFDでは実際の貸借や受け渡し(物のやりとり)がない。例えば株式CFDの場合、取引しているのは実際の株式ではなく売買を行う権利。
  • CFDでは株主優待を受け取れない。
  • CFDでは議決権がない。
  • CFDでは1株から取引することが可能。
  • CFDの取引の完了(受渡)は当日中。
  • CFDは特定口座を開設できないため、自身で確定申告する必要がある。1年間で20万円以上の利益が出ると、「先物取引による雑所得等の金額」として20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)の税金がかかる。損失が発生した場合でも確定申告により最大3年間、損失の繰越控除が可能。

 

短期トレードをする上で重視したいことは手数料の安さと取引のスピーディさです。手数料はトレードの勝ち負けに関わらず(取引回数)×(往復手数料)となって負担になるため、取引頻度の高い短期トレードは手数料の安さが重要となります。また時間スケールが短くなればなるほど仕掛けと手仕舞いのタイミングはシビアで、成績に影響を及ぼす傾向にあります。そのため、仕掛けたいまたは手仕舞いたいときにすぐさま約定するCFDを利用することは短期トレードにとって必須と言っても過言ではありません。もし中期トレード以上の時間スケールで取引するのであれば、CFDで取引する必要はないかもしれません。

 

日本国内の代表的なところでIG証券、GMOクリック証券、サクソバンク証券、楽天証券等で米国個別株・ETFのCFD取引を行うことができます。どこの証券会社に口座を開くべきなのかは完全に各人のニーズによります。Google等で「CFD おすすめ」などと検索すると結果として、証券会社をランキング付けで紹介するサイトがたくさん出てきますが、おすすめは各人のニーズによるのであまり意味のないランキングと言えるでしょう。

 

例えば取引シグナルが頻繁に出るような戦略を採用している場合、取引機会が多いため、取扱い銘柄数が少なくても取引手数料が安い証券会社を選ぶのが良いかと思います。そのような方にはGMOクリック証券は手数料が安く、取扱い銘柄数もそこそこ多いのでおすすめできます。ただし、GMOクリック証券は取引上限があり(詳細はこちら)、投資資金が大きくなってくるとこれに引っ掛かる可能性があることに注意してください。

 

また、私のように取引シグナルがたまにしか出ないような戦略を採用している場合、取引手数料が多少高くても取扱い銘柄数が多い証券会社を選びたくなります。取扱い銘柄数が多い分、取引機会が増えるためです。このような理由から日本国内では私が知る限り取扱い銘柄数がもっとも多いIG証券を私はメインで利用しています。IG証券で株式CFDを取引すると取引する数量にもよりますが、1往復で30ドル以上の手数料がかかるため、1日に何回も取引する方にこの手数料は負担が大き過ぎると言えるでしょう。ちなみにIG証券には取引上限がありません。