シェアーズ通信

短期トレードにおける米国株・ETFの注目銘柄等を紹介しています。

短期トレード入門 - 取引する時間スケール

短期トレード(取引)について私がこれまでに学んできたことを不定期で公開していきます。まずは取引する時間スケールについて。

 

株式や為替等の金融商品を保有するおおよその期間(買ってから売るまで、または空売りしてから買い戻すまでの期間)によって下記の通り分類することにします。メリット、デメリットも併せて記載しています。

 

長期トレード:年スケール
中期トレード:月スケール

メリット:瞬間的な値動き(ノイズ)に影響されにくい。ゆとりを持ってトレードできる。

デメリット:値動きのリスクが大きい。海外株式等の場合は為替・金利変動リスクも大きい。長期間にわたり投資資産が固定されてしまう。

 

短期(スイング)トレード:週スケール

メリット:値動きのリスクが限定され、投資資産が短期間で解放される。

デメリット:中・長期トレードに比べるとノイズに影響されやすく、ゆとりを持ってトレードできない。

 

デイトレード:時間・日スケール

メリット:値動きのリスクが限定され、投資資産が取引取引当日内で解放される。

デメリット:ノイズに影響されやすく、取引は忙しい。取引手数料・スプレッドが成績に及ぼす影響が大きい。

 

スキャルピング:分スケール

メリット:値動きのリスクが限定され、投資資産が数分で解放される。

デメリット:ノイズに超影響されやすく、取引は超忙しい。取引手数料・スプレッドが成績に及ぼす影響が非常に大きい。

 

リスクは和訳で「危険」「不利」という意味があることから、損失を被る可能性のような意味合いでよく誤解されて使用されてますが、ここでのリスクとは将来のリターン(利益)の不確実性のことです。デイトレードはハイリスク。中・長期トレードはローリスクと誤解されがちですが、後者は数ヶ月・数年先まで金融商品を保有する訳ですから、その価格の不確実性(リスク)は大きくなります。ここでは株式等の値動きについてのみのリスクについて記述していますが、実際の取引で取るリスクは値動きのリスクと株式等を保有する数量で決定されます。これを取引のリスクと呼ぶことにします。中・長期トレードの場合は値動きのリスクが大きいため、損失額を限定する(取引のリスクを抑える)ために保有する銘柄の数量を抑える必要があります。短期トレードでは値動きのリスクが小さいため、取引のリスクを大きくするためにレバレッジを使って多くの数量を保有するということを行うことがあります。

 

「この時間スケールで取引するのが正解!」「この時間スケールで取引すべし!!」というものはありません。どのトレードスタイルにも成功者がいます。どの時間スケールを想定して取引するかは各人のライフスタイル、取引手法、性格等の様々な要因を加味してを決定します。

 

例えば私の場合ですと、ライフスタイルの面では投資活動の他に本業を持っているため、本業に極力影響を与えない時間スケールで取引したいです。だからと言って投資資金が長期間固定されるのは運用効率(投資資金に対する利益率)が低いため、これより運用効率を高められる短期トレードを採用することにしました。短期トレードを採用したことから取引手法の開発・検証は日足ベースで行っています。また私の性格上、値動きがチカチカと忙しく動いているのを見ているとなんだかソワソワしてきてしまい、衝動的かつ非合理的な行動を取りかねないということもあり(実際にそのようなトレードをしたこともあります)、ディスプレイに長時間張り付いている必要のない時間スケールを採用しています。

 

もう少し具体的に言いますと、私の取引手法では新規または決済のために成行注文したいことがあるため、リアルタイムで米国市場に参加する必要があります。ただ、実際に注視するのは大引けの15分程度です。米国市場のクローズはサマータイムで日本時間5:00、そうでないときは6:00となります。そのため、サマータイムの時期は4:30頃に起床し、そうでないときは5:00頃に起床して朝食を摂りながら米国市場を確認しています。私が本業に集中している時間と市場に参加している時間はオーバーラップしていないため、互いが干渉することがありません。米国市場がクローズした後、30分〜1時間程度かけて翌取引への準備を行います。終値ベースで取引対象となる銘柄をスクリーニング(ふるいわけ)し、その中でさらに選りすぐった銘柄については指値注文を出して、その日の投資活動は終了となります。現在では完全にルーチン化されており、早起きも慣れてしまいました。

 

時間スケールの選択は非常に重要です。平日の行動パターン等を具体的に思い浮かべて慎重に検討してください。決して無理をしないでください。「いや、私は積極的に売買したいんだ!スマホでボチボチするだけなんだから仕事の空き時間にだってトレードできる!!」と短い時間スケールを採用してしまうと、本業もトレードも集中できず、どちらも失敗する可能性があるので十分に注意してください。取引に要する動作自体はこれ以上ないくらい簡単なものですが、投資で継続的に利益を得る難易度は非常に高く、想像以上にストレスフルなものです。