シェアーズ通信

短期トレードにおける米国株・ETFの注目銘柄等を紹介しています。

短期トレード入門 - 戦略:チャートの見方

今回はチャートの見方です。巷にある「あなたのチャートの見方は間違っている!真の見方はこうだ!!」というような深い(?)意味は全くなく、単純にチャートの見方です。

 

チャート

価格(株式であれば株価)の過去の値動きをグラフにしたものをチャートと呼びます。次図はSPY(SPDR S&P 500 ETF Trust)のチャートです。横軸は時間、縦軸は価格です。SPYはS&P 500という株価指数に連動するETFです。S&P 500は米国を代表する全505銘柄の株価を元に算出される米国株式市場のベンチマーク的な株価指数です。局所的に価格が下落傾向の期間もありますが、俯瞰的にチャートを見ると右肩上がり基調であることがわかります。このことから「SPYには上昇バイアスがある」などと言います。やはり買い(ロング)は基本戦略なのだと再確認できます。

SPY(日足, 2011~2019)

SPY(日足, 2011~2019)
ローソク足

連続的に見える上図を拡大してみると実は離散的で、次図のローソク足から構成されています。 ローソク足とはある期間の値動きを視覚的にわかりやすく表示する、日本発祥と言われているツールの1つです。1本のローソク足が1日の値動きを表す場合は日足と呼びます。期間の設定は無限にありますが、日足の他には週足、1時間足、5分足等々が使われます。短期トレードの時間スケールでは週足、日足、4時間足あたりがよく参照されています。

ローソク足は陽線と陰線の2種類があり、どちらも実体とヒゲから構成されています。ローソク足の色は使用するチャートや各人の設定によります。

  • 陽線:始値より終値の方が高い。ここでは実体を赤で塗りつぶしている。
  • 陰線:始値より終値の方が安い。ここでは実体を青で塗りつぶしている。

ローソク足 - 陽線と陰線(日足の場合)

ローソク足 - 陽線と陰線(日足の場合)

次図はSPYを拡大して見たチャートです。一般的なチャートではローソク足にカーソルを置くとその足の情報が表示されます。

  • O: Open、始値(260.01ドル)
  • H: High、高値(263.92ドル)
  • L: Low、安値(259.96ドル)
  • C: Close、終値(262.96ドル)

カーソルを合わせている2019/01/17は始値と安値がほとんど同じ価格です。つまりこの日は株価があまり下げず、上がり続けたことになります。O, H, L, Cの値をいちいち確認しなくても、ローソク足に下ひげがほとんど出ていないこと、実体が大きいことから、その日にどのような値動きがあったかが(慣れれば)一目で分かることがローソク足の利点です。

ちなみにローソク足以外の値動きを表示するツールにはバー、平均足、ライン等があります。私はローソク足に慣れてしまったので、これを使用しています。

SPY(日足, 2019/01/17)

SPY(日足, 2019/01/17)
特徴的なローソク足の例 (参考)

ローソク足の形で値動きをある程度予想でき、中にはローソク足の情報のみでトレードする方もいるそうです。例としてここでは代表的なローソク足の形を3つ上げますが、あくまで「ある程度予想できる」なので、ここでの内容は参考程度に留めるので十分だと私は思います。

代表的なローソク足の形

代表的なローソク足の形
  • クロス線:実体が小さく、ヒゲも短い。その日はほとんど値動きがなかったことがうかがえる。つまり買い手と売り手の勢力が拮抗、または迷っていた。重要経済イベント前や休日前の薄商いな局面等で出やすい傾向にある。
  • 長大線:実体が大きく、ヒゲが短い。陽線であれば買い手、陰線であれば売り手の勢力が一方的に強かったことがうかがえる。陽線であれば翌日も陽線、陰線であれば翌日も陰線が出やすい傾向にある。
  • ヒゲ線:実体が小さく、ヒゲが長い。下ひげが長い場合、その日に価格が一度大きく下げたが、その後に買い戻されたことがうかがえる。つまり長い下ヒゲは買い手が強かったことを表しており(見なしの陽線)、翌日も陽線が出やすい傾向にある。これとは逆に上ヒゲが長い場合、その日に価格が一度大きく上昇したが、その後売られたことがうかがえる。つまり長い上ヒゲは売り手が強かったことを表しており(見なしの陰線)、翌日も陰線が出やすい傾向にある。